ブログやホームページを開設するならドメインを取得しよう

インターネットには数え切れないほどのブログやホームページがあります。そのひとつひとつにはアドレス(URL)が設定されています。アドレスの末尾は「.com」や「.jp」などで終わっているのが一般的です。これらのアドレスのことをドメインと呼び、世界中で重複することはありません。

インターネット上の住所、独自ドメイン

いわばインターネット上の住所のようなもので、ドメインは自分で好みのものを取得することができます。これを独自ドメインと呼びます。企業でも団体でも、個人でもドメインの取得は可能で、世界に自分だけのアドレスでブログやホームページを開設できるのです。
ドメインを取得しなくても、ブログやホームページの開設はできます。無料または有料でブログやホームページを開設できるサービスを提供する企業があるからです。しかし、そのようなサービスを利用した場合、サービス提供企業の規約にしたがってブログなどを運営する必要があります。
また、サービスの提供が終了した場合はブログなどにアクセスできなくなります。自分でドメインを取得しておけば、原則として自由に運営ができ、ドメインの使用権を保有している限りは開設したブログやホームページにアクセスできなくなることはありません。
自分の好みに合うドメインを取得するには、ドメインの取得と管理を代行してくれる企業で手続きを行います。ドメインの取得には一定の金額がかかり、企業により料金設定に差があります。アドレスの末尾となる「.com」や「.net」などの種類によっても金額に差があるのでよく確認しましょう。
すでに説明したように、ドメインは世界で重複することはありません。そのため、単純な単語で構成されたドメインはすでに取得されていて登録できない可能性があります。その場合は単語や数字などを追加するなどして工夫しましょう。取得したドメインは部分的な変更はできません。変更したい場合は新たに取得しなおす必要があるので、よく考えて登録するとよいでしょう。
ドメインの使用権は、1年ごとに更新していくのが通例です。更新を忘れない限り使い続けることができますが、更新を忘れてしばらく経過すると他人に使用権を取られてしまう可能性があるので注意しましょう。
ドメインの取得や管理を行う企業は複数あるので、どの企業を選ぶか迷うかもしれません。料金で選ぶのがひとつの方法ですが、登録者情報の代理公開ができる企業を選ぶのもよいでしょう。ドメインを取得すると、取得した人の氏名などがインターネットに公開されます。
これを登録者情報(whois)と呼びますが、ドメイン取得者の情報ではなく企業の情報を公開してくれる場合があります。これが代理公開です。代理公開も料金の差があり、無料の場合もあるのでよく確認しましょう。
無事にドメインを取得できたら、次はサーバーのレンタルが必要です。ドメインはあくまでも「住所」で、ブログやホームページを表示するためのデータ(文章や画像など)を収納する場所が必要だからです。将来、利用するサーバーを変更したとしても、ドメインの権利を保有していれば同じアドレスでアクセスできます。